法律事務所の設立準備の時期からブログを公開するのはありなんだろうか?

ま、ありかなと思ったので、ブログを開設する事にしてみました。近いうちに法律事務所のウェブサイトを立ち上げる予定であるので、最終的にはその中にこのブログが入ってくるような感じにしたいと考えています。

さて、まあ、初日という事で、自己紹介から書くのが一番手っ取り早かろうと。

白木 麗弥 (しらき れみ)といいます。弁護士としては6年目かな。57期です。

1996年に上智大学の外国語学部イスパニア語(てっとり早く言えばスペイン語)を卒業し、当初は、外国語が使えるよという事だったので、喫茶店を経営する某社に入社しました。

入社2年目、本当にたまたま英語の契約書を作成してもらえないかという上司の依頼があったのですが、その当時私には法律の知識は皆無でした。ただ、海外との契約書を素人が作成したらその後の契約のトラブルが起きる可能性が高いのではないかと不安に思い、上司に相談しました。

「弁護士さんに契約書は作成していただいた方がよいのでは?」

上司は言いました。
「弁護士なんて、相談しにくいよ。君が作って何か問題が起きたら相談に行けばいいじゃないか。」

万が一問題が起きたら、会社が損するかもしれないわけで、それならいっそ損する前に見てもらった方がいいんじゃないのかなぁと思っていました。
でも、たしかに…弁護士さんってなんか相談しにくいかも…というか、かしこまった感じのイメージしか湧かないし。結局自分で契約書の本をわんさか買って、何とか契約書を書き上げました。

その時に感じた事は「契約も法律もビジネスのルールだ」ってこと。
ルールを知らないで会社が海外の会社と有利にビジネスを進める事ができる? 
私は答えはNoなんじゃないかと思いました。
でも日本には海外に引けをとらないいい会社がたくさんあります。
そんな会社と一緒に二人三脚で弁護士がサポートしてくれたら、もっと有利にビジネスが展開できるかもしれないのに…

そのときは、そう思ってはいたものの、自分が弁護士になろうとは夢にも思っていませんでした。

その1年後、店舗で在庫のパンを店頭に並べるために倉庫からパンかごをもってきた私はお行儀悪く足で倉庫のドアを閉めようとして(笑)、軸足を滑らせて腰を強打しました。。。。
そのせいで、人生初、救急車で運ばれました(苦笑)

それを機に立ち仕事の厳しい身体になり、転職を考えるようになりました。
同じ外食では立ち仕事がつきもの、新しい世界を考えなくちゃ…

新しい世界…その時に浮かんだのが、あの英文契約書でした。

もしも会社を辞めるのなら、普通の人がなかなかとれないような資格で食べて行くというのはどうだろう?私のようなタイプなら、相手ももっと気軽に相談できるんじゃないだろうか?
司法試験は難しいって書いてあるけど…どうやら法学部でなくても受かるみたいだし(当時はロースクールはありませんでした。)

で、会社を辞めるとき、人事部長がこう送り出してくれました。

「司法試験は何回も受けて人生が狂う人もいる。会社のビジネスと同じだ。ターゲットを決めろ。ターゲットまでに受からなければ向いてないと思ってさっさとあきらめて、またこの会社に帰ってこい。何年にする?」
「1年じゃ無理だから…じゃ、2年をターゲットにします。」
「え????」

そう、当時は私は司法試験の科目数すら知りませんでした。
でも、それがよかったのか、あれやこれやで結局2回目の司法試験で2000年に無事合格しました。試験勉強中に結婚をし、修習生時代に娘を生みました。

弁護士になってから、文字通りがむしゃらに働きました。ある意味とても充実していました。
でも、それは家族との生活を犠牲にするものでもありました。

私は離婚をし、子供を引き取る事になりました。

娘がまだ小さいうちに開業は難しいなと思っていた所、ひょんなきっかけで外資系の金融業界(外資系投資運用業者2社)で社内弁護士という道を進む事になりました。

社内にいるとよくわかります。
弁護士がどれだけ実際会社の中で行われている業務内容に疎いのかという事を。
私たちはもっと高いレベルまで業務を知らなければ本当にお客さんが欲しいアドバイスをする事ができないのです。

子供も小学生になりました。
今では再婚して夫も私を支えてくれます。

具体的な目標もできました。本当に会社が、その人が求めるレベルのアドバイスを気軽に相談してもらうためにリーズナブルな値段で提供したいという事。
「先生」じゃなくて、「ともに闘う仲間」でありたいという事。

会社でも個人でも悩んでいるからこそ、法律事務所の門をたたくのです。
私はその人、その会社のそばにいて一番いい方法を一緒に考えて行きたいのです。
だから、「ハミングバード法律事務所」を立ち上げる事にしました。

ちょっと(かなり?)型破りな私ですが、少なくとも仕事に対する姿勢は真面目ですし、そして業務での交渉は外見とは違ってしたたかです。
これからもおつきあいをどうぞよろしくお願いします。