ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は半分は仕事、半分は休暇といったところです。
久々にブログに向かうような気がしてますが。。。。。
3月11日以降、どこかバタバタした日々が続いています。
震災は、自分の中のひとつのターニングポイントになったような気がします。
前からブログをお読みの皆様はご存知かもしれませんが、私は法学部卒ではなく、普通の会社員からひょんなきっかけで司法試験を目指した人間でした。
受任した一件一件には真摯に向きあってきましたが、それ以上の次元として弁護士としての社会的使命という感覚はあまりありませんでした。そういう意味では個の力だけを考えてきたと言ってもいいのかもしれません。
そんな私が東日本大震災をきっかけに少しスタンスが変わってきたような気がします。
めまぐるしく変わる情勢の中でみえた大震災の状況を見ていると人々が失ったものはあまりにも大きくて、私に一体何が出来るのだろうと本当に悩みました。
当初は日本語以外の言語での情報があまりに少なかったので、まずは緊急性の高い情報を中心に翻訳をしようとあれこれとやってました。しばらくすると、多言語でのサービスが少しずつワークしてきて、私がやる必要はなさそうだなという感じが見えてきました。
しかし、目の前に次々と現れるあまりにも理不尽な現実の数々、たくさんの失ったもの…
私に何が出来るだろう?
多分私だけではなくて多くの皆さんがこんなことを考えたのではないでしょうか。
私の社会的使命ってなんだろう?私が役に立てることってなんだろう?と真剣に考えました。
たしかに、私は弁護士としてはまだまだ若手と言っていいでしょう。
でも、だからこそまだ避難所まで行く体力も気力もある。
それほど上手ではないけれど、外国語も使えないわけではない。
おそらく若手の中では法律相談を数多くしてきたし、人の話を聞き、悩みに真摯に耳を傾ける能力なら私はキャリアのある弁護士にも負けないという自負があります。
それならば、自分の持っているささやかな力が少しでも今の状況に役立てたらどんなにいいだろうと本当に心の底から考えるようになりました。
社会のためにわたしなりにできること。
結局あんまり大したことはできないのかもしれないけど、でも、あきらめないでささやかでも自分なりにできることをしていきたいなと。
そんなことを考えていたときに、斉藤和義のUstream「空に星が綺麗」が始まって、替え歌の話があって、この人も自分なりにできることを模索していたんだと思いました。
私はプロのミュージシャンじゃないから音楽で心に訴えかけることや募金を募ることはまあ難しいけど、悩んでいる人と一緒に話をすることで少し心の緊張をとくことならできる。一緒にこの先どうしたらいいかを少しずつだけど紐解くこともできるかもしれない。少しでも希望の光を灯したい。
今の気持ちを忘れずに、私は私なりにできることを続けていこうと思っているのです。