福島の原発事故については今、こんな方法がとられています。
直接請求
東京電力から請求書類が送られているのでその方法でなければダメだとお考えになっておられる方もいらっしゃいますが、実際はこちら側で作成する書面でも問題ありません。
書ききれない場合、項目分けが所定の書式では合わないという場合は検討してみる価値はあります。
また、最低限取りたい金額を直接請求で受け取り、争いのある部分を後に説明する原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てたいときは、合意書の内容にも注意して、あとで争えることができるのかどうか確認しましょう。
原子力損害賠償紛争解決センター
和解の仲介を行う場所で、仲介委員が両者の言い分を聞きながら和解案を提示します。
当初は3ヶ月程度での解決を予定していたようですが、少なくとも半年程度はかかります。
急いでもらわないとお金が厳しいというときは、中間合意をし、争いのない金額を受け取らせて欲しい旨を付言するというコツもあります。
その他にもいくつかコツがありますので、自分で申し立てをする場合でも申立経験のある弁護士に相談してみるといいですよ。
訴訟
原子力損害賠償紛争解決センターの和解案に納得できない場合等、訴訟を起こす方法もあります。
ここ最近増えてきている方法でもあります。
いずれにしても、不動産の賠償など多額にわたるので弁護士に相談するといいですよ。個人であれば法テラスを使って無料で相談できます。会社のご相談の場合でも当事務所であれば無料で相談に応じます(2回まで)