DVという言葉が普及して久しいですが、未だにDV、つまりドメスティックバイオレンスは日本からなくなってはいません。男性でも女性でも被害者はいるし、日本人でも外国人でも被害者も加害者も当然存在します。
DVで一番大切なことは安全です。安全は生命・身体はもちろん、心の安全も含まれます。安全を確保するには事前の段取りが必要です。行政や警察と弁護士とが連携して、被害者やその家族の安全を守ります。
でも、安全を守るために被害者が今までの地域や人間同士のつながりを断ち切らざるを得ない場合があります。とても不安なときにしんどい思いをしてしまうわけです。。。その後に始まる協議や調停自体も精神的にハードなことが続きますので、精神面も気遣いながら一緒に進めていきます。
また、加害者側と言われる相手方との話し合いも大事な仕事です。お子さんがいる場合、相手方の親子関係が消滅するわけではありませんし、お子さんにとって親御さんであることに変わりはありません。ですので、これはまさにケースバイケースで、面会交流に適した事案なのか、慎重に検討する必要があります。お子さんにとっての福祉と言うのはそういう意味なんですね。
必要に応じて面会交流の弁護士立会いも行いますので、一緒に良い方法を考えていきましょう。